あとから怒りがわいてくる人のための処方箋
面白い本を見つけたので、読んでみました。
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私には、どうしても許せない人がいて、この本を手に取りました。数年前から付き合いのあった友人の事です。2020年のコロナ渦、お互いに家に籠もって生活をしていた時、『遊びに行ってもいいか』と言われました。外で会う事もできないし、私は一人暮らし、彼女は実家暮らしなので、私の家に2回程遊びに来たのですが、その時の厚かましい行動の数々に、こんな人だったのかと驚きました。その時は、えっ？と思いつつも、黙って要求を受け入れたのですが、あとから思い出すと腹が立つ事ばかり。
でも、よくよく考えてみると、私が気づかなかっただけで、そういう人だったんだなと思い当たる出来事がいくつもありました。旅行のお土産や誕生日のプレゼントなど、私からは何度かあげているけど、彼女からは貰ったことがありません。旅行へ行った話は聞いても、お土産を貰ったことはないし、私の誕生日の近くに誘われて会った時も『誕生日のお祝いしようよ！』って言われたけどプレゼントは無し、飲食も割り勘でした。お土産をあげるのも、たまたま誕生日の近くに会った時にプレゼントをあげたのも、私が勝手にやったことだし、見返りを要求するつもりも無ければ、期待もしていませんでした。ただ、あげたら喜んでくれるかな？と思ってあげたので、自己満足なんですよね。
彼女は、何かをしてあげたいとか、そういう発想が無い人だったんですね。だから、貰ったら貰いっぱなし、何でもしてもらって当然、こちらが自主的にしなければ、要求してくるんです。ちょくちょく違和感は感じていたものの、目をつぶってしまっていたんですね。それで、ますます行動がエスカレートしていったのかもしれません。こういう人を『Taker』というらしいですね。しかも、本人は悪いと思っていないから始末が悪い。1年以上経つのに、時々思い出しては怒りを感じてしまい、どうしても許すことができません。そんなに長い間怒っているなんて、しつこいぞって自分でも思うのですが、なぜこんなに腹が立つのかわからず、どうしても消化できません。
もちろん、もう付き合っていません。ビシッと言ってやれば良かったとも思いますが、言っても無駄かなという気もするし、もう思い出したくないんです。イライラしていると運気が下がるので忘れてしまいたいのですが、どうしてもできずにいます。この本には、怒りとどう付き合い、どうやって消化すればいいのかが書かれています。あまり書くとネタバレになるので、この本に書かれている事を実践し、この怒りを消化したいと思っています。
どうしても思い出してしまう、腹の立つ事がある人、ぜひ読んでみてください。
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