様々な時代錯誤な中高年の男性を作品に描いてきた、垣谷さんお得意の分野。共働きで夫婦ともに定年退職を迎えた東京生まれの郁子、夫の実家のある地方に移住をすることになり、広い庭付き一戸建てを購入して移住。老後はガーデニングをしながら、田舎でのんびり心穏やかに暮らすはずが、そこはセクハラ、パワハラが当たり前の閉鎖的なところだった。時代遅れで男尊女卑な考え方をするじいさん達と、それに立ち向かう郁子と街の女性達のお話し。
私も郁子と同じで生まれも育ちも東京なので、地方のことはよくわかりませんが、実際に、こういうところまだまだあるみたいですね。現実はこう上手くはいかないだろうけれど、スカッとしました。ぜひ、続編が読みたいです！
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垣谷さんの作品はどれも、読みだしたら面白くて止まらないんです。通勤電車で読んでいるのですが、混んだ電車の辛さも、面白い本を読んでいると軽減されますね。それにしても、最近の通勤電車の混雑具合は、コロナ前とほぼかわらない位？に戻ってしまいましたね。今年の春位までは以前に比べるとだいぶ空いていて、最寄り駅から座れることも週に1～2回ありました。コロナ前は座るなんて奇跡だったので、このままテレワークが進んで、もっと住み良い世の中になるといいな～と思っていたんですが。今はまた、奇跡に戻ってしまいました。辛い通勤電車を少しでも楽しめるように、今後も面白い本をどんどん読んで、ここに紹介しま～す。
