就職氷河期の世代が主人公の本
【タイムスリップしたら、また就職氷河期でした】というタイトルの本で、かわいい表紙につられて読んでみました。
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読みやすくてあっという間に読んでしまいましたが、明るい表紙とは裏腹にヘビーな内容でした。就職氷河期世代の男女が非正規のまま40代となり、なぜか大学時代にタイムスリップをしてしまい、中身はそのままで人生をやり直すというお話しです。
たいぶ前に行っていた職場で、就職氷河期世代が何人かいました。100社以上受けたけど全部落ちてフリーターになり、中途採用でやっと今の会社に入ったという人、新卒で就職活動して数え切れないくらい受けたけど、採用されたのがこの会社だけだったという人、圧迫面接とか就職活動時の話しは、聞いているこちらが泣きたくなるような内容でした。
私は氷河期世代じゃないけれど、現在は非正規なので、会社の都合で切られるという経験を何度もしています。こんな世の中はおかしいと思いますが、企業が変わらなければ変わらないでしょうね。自分にできることは何だろうって、考えさせられました。