垣谷美雨さんの新刊本の紹介
大好きな作家、垣谷美雨さんの新刊本『もう別れてもいいですか』を読みました。
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モラハラ夫との生活に心底嫌気がさし、離婚をしたいけど金銭的な問題で踏み切れずにいる58歳の澄子が主人公、熟年離婚がテーマです。澄子の夫のモラハラぶりには、読んでて殺意が芽生えました（笑）早く別れて～と澄子にエールを送りながら、一気に読んでしましました。こういう夫婦、日本にはたくさんいるでしょうね。日本の女性は、何十年も変わらない男尊女卑のこの国で、ずっと我慢しているんですよね。日本が抱えている社会問題を痛烈に批判しつつ、おもわず笑ってしまうところもあったり、重いテーマを面白おかしく読ませてくれる。垣谷さんの作品は、主人公の心理描写が非常に良く描かれていて、主人公に共感して物語に入り込んでしまいます。ついつい、手にとってしまう作家さんです。
初めて読んだのは『女たちの避難所』という作品でした。こちらもお勧めです。
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