映画化決定【ラーゲリーから来た遺書】
映画化が決まり、来春公開予定の『ラーゲリーから来た遺書』だいぶ前に読んだのですが、凄く印象に残っている本です。現在、文集オンラインで連載中です。
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第二次世界大戦終了後の、シベリアの強制収容所が舞台の実話です。極寒の土地で食事も満足に与えられず、過酷な労働を強いられた日本人捕虜の収容所での様子が詳細に描かれています。いつか必ず日本へ帰ると希望を持ち、精一杯生き抜いた主人公を中心に、収容所の人間模様が描かれています。無念にも主人公は病死してしまいますが、主人公が残した遺書を、仲間達が驚くべき方法で持ち帰り、何年もかけて遺族に届けるというお話しです。読んでる途中、何度も泣きました。人の強さや暖かさが詰まった話です。
